
2025年1月27日
京銀杏の盆栽の育て方とは?きれいに保つお手入れのコツもご紹介
銀杏は春は新緑から冬の黄葉まで四季の移ろいを室内で楽しむことができます。また生命力や繁栄の象徴とも言われ、盆栽として育てることで、そうしたシンボルを身近に感じることができます。そこで今回は京銀杏の樹形の整え方とお手入れのコツについてご紹介します。
最終更新日 : 2025年1月27日
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京銀杏の樹形の整え方

京銀杏の盆栽の剪定は、形を整え、健康的な成長を遂げるために重要です。
ここからは京銀杏の樹形の整え方についてご紹介します。
剪定のタイミング
休眠期(冬):12月から2月の冬季が最適です。この時期に大規模な剪定を行うことで、翌春の新芽の成長を待ちます。
成長期(春から夏):成長期には軽い剪定や芽摘みを行い、形を整えます。
剪定の基本手順
1.不要な枝の除去
・枯れ枝や病気の枝を取り除きます。
2.形を整える
・樹形を考慮しながら、長すぎる枝や不要な側枝を剪定します。
・主幹から出る枝を均等に配置し、バランスの取れた形を目指します。
3.新芽の剪定
・成長期には新芽を摘み、側枝の発達を問います。これにより、密度の高い枝葉を育てることができます。
剪定のポイント
切り口の処理:剪定後の切り口には癒合剤を塗って、病気の侵入を防ぎます。
道具の消毒:剪定バサミやナイフは使用後に消毒し、病気の蔓延を防ぎます。
適度な剪定:過度な剪定はストレスを与え、樹勢を止める原因になるため、適度に行うことが重要です。
剪定後の管理
水やり:銀杏の葉は通常通り水やりを続けますが、土の乾燥に注意し、適度に湿り気を眺めます。
施肥:成長期には定期的に肥料を与え、健康な成長をサポートします。剪定後は特に注意して施肥を行います。
銀杏の特徴を生かした剪定
葉の形:銀杏の葉は独特の扇形で美しいため、葉のバランスを考慮して剪定します。
黄葉:秋には美しい黄色に紅葉するため、秋に向けて剪定を控えめにし、自然な形を楽しむのも良いでしょう。
京銀杏の盆栽のお手入れのコツ

ここからは、銀杏の盆栽のお手入れのコツを詳しくご紹介します。
日当たり
・日当たりの良い場所:銀杏は日光を好む植物です。日当たりの良い場所に置くことで、健康な成長を促します。特に、成長期(春から夏)にはたっぷりと日光を浴びせることが重要です。
・直射日光:直射日光が当たる場所が理想的です。1日に6時間以上の日光が確保できる場所を選びましょう。
・夏の強い日差し:夏の強い直射日光による葉焼けを防ぐため、真夏の午後には適度な遮光を行うことが望ましいです。遮光ネットや木陰を利用して日差しを和らげることが効果的です。
置き場所
・屋外:銀杏の盆栽は基本的に屋外で育てるのが最適です。風通しの良い場所に置くことで、病気や害虫の発生を防ぎます。
季節ごとの管理
・春から秋:日当たりの良い場所に置き、成長を促進します。風通しの良い場所に置くことで、病気や害虫の発生を防ぎます。
・冬:銀杏は耐寒性がありますが、特に寒冷地では鉢を保温剤で覆うなどの防寒対策が必要です。屋外に置く場合は風が強く当たらない場所を選びます。極寒地域では屋内に取り込むか、温度管理ができる場所に置くことも考慮してください。
水やり
1.頻度
・春から秋(成長期):成長期には土が乾いたらたっぷりと水を与えます。特に夏の暑い時期には、毎日水やりが必要なこともあります。
・冬(休眠期):冬は成長が鈍いため、水やりの頻度を減らします。
2.量
・水やりの際は鉢底から水が流れ出るくらいにたっぷりと与えます。これにより、根全体に水が行き渡り、土中の老廃物も流れ出ます。
肥料
施肥(春から秋):成長期の春から秋にかけて、2週間に一度程度の液体肥料を与えます。花が咲く前には、リン酸が多めの肥料を使用すると良いです。
冬の施肥:冬は成長が止まるため、施肥を控えます。
植え付けと土壌
植え付け:植え替えや新たに植え付ける場合は、休眠期である春(3月から4月)か(10月から11月)が適しています。
土壌:排水性が良く、通気性のある土を使用します。市販の盆栽用土や、自作する場合は赤玉土、鹿沼土、腐葉土を混ぜたものが良いです。
病気と病害虫対策
病気:灰色カビ病や葉枯れ病に注意します。定期的に葉の状態をチェックし、早期に対応します。
病害虫:アブラムシやハダニ、カイガラムシなどが発生することがあります。適宜、殺虫剤を使用して対策します。
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まとめ
京銀杏の盆栽を美しく保つためには、季節に応じたお手入れが必要です。
お手入れのコツは、たっぷりと水を与えたり、害虫対策をしたり、適宜肥料を与えながら育てることです。
銀杏の盆栽は初心者でも育てやすく、四季の移ろいを身近に感じることができます。その美しさや育てやすさから多くの愛好家に支持されています。
この機会に是非とも、ご自宅やオフィスで銀杏を育ててみてはいかがでしょうか?