
2025年1月24日
京紫式部の盆栽の育て方とは?きれいに保つお手入れのコツもご紹介
紫式部は、四季を通じて異なる美しさを楽しむことができます。春には新芽が出て、夏には緑豊かな葉が茂り、秋には紫色の実が美しく色づきます。その実は、他の植物にはない独特の魅力を持ち、観賞用としても非常に人気があります。 そこで今回は紫式部の育て方とお手入れのコツについてご紹介します。
最終更新日 : 2025年1月27日
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紫式部の盆栽の育て方とお手入れのコツ

日当たり
・紫式部は、半日陰から日当たりの良い場所を好みます。直射日光が強すぎると葉焼けを起こす可能性があるため、夏場は直射日光を避け、適度な日陰が得られる場所が理想的です。
・朝日があたる場所や、夕方の穏やかな日光が差し込む場所が適しています。
置き場所
・基本的には屋外で管理するのが良いです。風通しが良く、適度に日が当たる場所が適しています。特に開花期や実をつける時期は、自然な環境である屋外が最適です。
・紫式部は比較的寒さに強いですが、特に寒冷地では冬の間、霜や凍結から守るために、風除けや寒冷紗を利用するか、屋内の明るい場所に移動することが必要です。
・室内でのご鑑賞は冷暖房の風が直接当たらないようにしてください。
剪定と樹形の整え方
剪定時期:花が終わった後の秋(11月から12月)が適しています。
剪定方法:枝が密集している部分を間引き、風通しを良くします。形を整えるために、伸びすぎた枝を切り戻します。
樹形:自然な樹形を意識しつつ、均一に剪定します。
水やり
春から秋:土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。特に夏は乾燥しやすいので、土が乾いたらすぐに水を与えるようにします。
冬:冬は成長が緩やかになるため、水やりの頻度を減らします。土の表面が乾いたら水を与えます。
肥料
施肥時期:成長期の春から秋にかけて、2週間に一度程度の液体肥料を与えます。秋には「リン酸が多めの肥料」を使用すると良いです。
冬の施肥:冬は成長が止まるため、施肥を控えます。
植え付けと土壌
植え付け時期:春(3月から4月)や秋(9月から10月)が適しています。
土壌:水はけが良く、肥沃な土壌を好みます。市販の培養土に、腐葉土やピートモスを混ぜて使用すると良いです。
冬の管理
室内に取り込む:冬は室内に取り込み、5度以上の温度を保つようにします。寒さに弱いため、凍結に注意します。
光量:室内でもできるだけ明るい場所に置きます。
追加のケア
葉水:乾燥を防ぐために、定期的に葉に水をかけると良いです。
回転:鉢を定期的に回転させて、全体に均等に光があたるようにします。
病気と病害虫対策
病気:うどんこ病や黒斑病に注意します。定期的に葉の状態をチェックし、早期に対応します。
病害虫:アブラムシやハダニ、カイガラムシなどが発生することがあります。適宜、殺虫剤を使用して対策します。
まとめ

紫式部の盆栽を美しく保つためには、季節に応じたお手入れが必要です。
紫式部の盆栽を育てることで、自然と触れ合う時間が増え、心の平静を保つ助けとなります。また、育てる過程で得られる知識や経験は、他の盆栽や園芸に対する理解を深める一助となります。
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