盆栽

2025年1月22日

ミニ盆栽(京紫式部)の魅力とは?初心者でも簡単なお手入れ・育て方のしおり

京都の慮山寺、実行院、平野神社、などの観光名所をイメージして、おむろの専属契約の生産者と作り上げた、数量限定のオリジナル商品です。 今回は、京紫式部の魅力と詳しいお手入れ方法について解説いたします。

最終更新日 : 2025年1月24日

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京都の廬山寺、実行院、平野神社などをイメージした、数量限定の京紫式部盆栽

京都花室 おむろの取り扱う京都小鉢シリーズの中で夏と秋に限定販売される京紫式部シリーズ。

京都の慮山寺、実行院、平野神社などの観光名所をイメージして、おむろの専属契約の生産者と作り上げた、期間・数量限定のオリジナル商品です。従来の盆栽のイメージとは異なり、難しいお手入れは一切不要。鉢植えに水を与えるなど、通常の花鉢のように簡単なお手入れだけで、何年にも渡って花を咲かせます。

今回は、京紫式部の魅力と詳しいお手入れ方法について解説いたします。

京紫式部の魅力について

源氏物語の作者にちなんだ、雅な紫色の実をつける盆栽

紫式部は「紫式部」という名の通り、雅で宝石のような3ミリほどの紫色の実を連ねて実らせます。

名前の由来は、もとは「ムラサキシキミ」と呼ばれていたものが、京都の方言でなまり今の名で伝わったと言われています。

他にも紫式部の名前と紫色の美しい実を持つ植物との間にある色彩的・美的な共通点、および文学的な結びつきから名付けられたという説もあります。

この名前は、日本の文化と自然の繋がりを示す良い例となっています。

花言葉は「上品」「聡明」「愛され上手」

ムラサキシキブの花言葉は、その美しい紫色の実や、名前の由来となった紫式部のイメージから生まれたものです。

・上品

紫色は古くから高貴な色とされ、日本では特に高位の人々が身に付ける色とされてきました。ムラサキシキブの実の美しい紫色は、その高貴さを連想させるため、「上品」という花言葉が付けられました。紫式部自身も、平安貴族の一員であり、その教養と美しさからこの花言葉が導かれました。

・聡明

日本最古の長編小説でもある『源氏物語』は、その複雑な人物描写や物語構成から、紫式部の高い知性と洞察力が伺えます。ムラサキシキブの花言葉「聡明」は、このような紫式部の才能と賢さを称える意味を持っています。

・愛され上手

ムラサキシキブの紫色の実は非常に美しく、多くの人々に愛されています。この「愛される」という特性から、「愛され上手」という花言葉が生まれました。紫色の実が秋になると鮮やかに色づき、多くの人々に喜びを与えることから、このような意味が込められています。

初夏に花を咲かせ秋に実を結び、冬には落葉する

小さな薄紫色の花の開花から、つややかな紫色の実りを冬までお楽しみいただける京紫式部。

はじめは黄緑色の白ブドウのような実をつけ、だんだん鮮やかな紫色に変化し、やがて熟すと落下します。

落葉樹のため紅葉まで楽しめるので、室内で四季の移り変わりをお楽しみいただけます。

京紫式部盆栽のお手入れについて

それでは、ここからは京紫式部盆栽のお手入れ方法や置き場所・管理方法についてお伝えします。

水のあげ方

・土の表面が乾いたらたっぷりとお水を与えます。特に夏は乾燥しやすいので、土が乾いたらすぐに水を与えるようにします。

・冬は成長が止まるため、水やりの頻度を減らします。土の表面が乾いたら水を与えます。

・苔がある場合は、苔を持ち上げて土の状態をご確認ください。

置き場所について

・日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちます。直射日光が強い場所よりも、適度な日陰がある場所が理想的です。

・春から秋は屋外の明るい場所に置きます。冬は霜に当たらないように、風の当たらない場所に移動させます。

・室内でのご鑑賞は冷暖房の風が直接当たらないようにしてください。

お手入れ方法について

来年も美しい花を楽しむためには、こまめな剪定・肥料などのお手入れも必要になります。

ここでは、次に大切なこれらのお手入れ方法についてもお伝えします。。

樹形の整え方

・樹形を整えたい場合は、その年伸びた枝を3節くらい残して全体を切り詰めます。(※枝元から最初の葉の対までが1節です。)

肥料について

肥料(玉肥など)は、春から秋は1日1〜2回、冬は2〜3日に1回与えてください。

植え替え時期ついて

地植えや植え替えをする場合は、3月から4月または9月から10月に行ってください。

▼詳しい植え替え方法についてはこちらの記事をご覧ください。

ミニ盆栽の植え替えに挑戦!方法や時期、最適な土の種類などについて解説

病気・病害虫対策について

紫式部は基本的には害虫や病気は発生しにくいです。今回は紫式部の主な病気と害虫、そしてそれぞれの対策について説明します。

病気

・うどんこ病

うどん粉病は主に梅雨頃に発生しやすく、葉の表面にうどん粉を振りかけたように白い斑点が付く症状です。また、何度も葉を刈ることで葉が弱り、うどん粉病にかかりやすくなる恐れがあります。

・対処法

日頃から日当たりと風通しの良い環境下で管理します。また、まんべんなく葉全体に日光が行き届くように、葉の量を調節するなどこまめに通気性にも気を付けると良いでしょう。

・黒斑病

葉や実にかびの一種が寄生し、その部分に黒い斑点ができるものです。

・対処法

こちらも、日頃から日あたりと風通しの良い環境下での管理により防ぐことができます。

病害虫

・アブラムシ・ハダニ・カイガラムシ

アブラムシは新芽や葉に現れる小さな害虫のことで、植物の汁を吸います。ハダニは葉の裏に現れる小さな蜘蛛のような害虫で、葉が黄ばんだり落ちたりします。カイガラムシは名前の通り、葉の表面に茶色く平べったい貝殻のような害虫です。

・対処法

アブラムシの場合は被害が軽度の場合は水で洗い流します。市販の混合剤(殺虫殺菌剤)などの薬剤を散布することで病気も防ぐことが出来ます。

ハダニの場合は乾燥を防ぎ、適度に葉を湿らせます。または専用の殺虫剤を使用します。

カイガラムシの場合は、ピンセットや木べらを使ってとり剥がします。その後薬剤を散布します。

お部屋で四季の移ろいを楽しみたいなら、「京都花室 おむろ」のミニ盆栽

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園芸初心者の方でも、簡単なお手入れだけで四季折々の風景をお楽しみいただけます。

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シーズンになると観光などでご覧になられるようなお花見の景色を楽しめ、室内でも京都の四季を感じていただけます。

また、鉢のサイズを調整することで、お望みのサイズまで育てることができます。

1955年からの創業の実績と経験をもつ店主が、専属契約している京都の生産者や日本全国の生産者のもとに何度も足を運び、目と手で確認したもののみをご用意しています。そのため、年間を通して季節に合った高品質のミニ盆栽をお届けできます。

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まとめ

紫式部の盆栽は、小さな薄紫色の花の開花から、つややかな紫色の実りを冬までお楽しみいただけます。この機会に是非とも紫式部の盆栽を育ててみてはいかがでしょうか?