盆栽

2025年1月23日

ミニ盆栽 京百日紅(さるすべり)の魅力とは?初心者でも簡単なお手入れ・育て方のしおり

京都の平等院、京都御苑などの観光名所をイメージして、おむろの専属契約の生産者と作り上げた、数量限定のオリジナル商品です。 今回は、京百日紅(さるすべり)の魅力と詳しいお手入れ方法について解説いたします。

最終更新日 : 2025年1月24日

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京都の平等院、京都御苑などをイメージした、数量限定の京百日紅(さるすべり)盆栽

京都花室 おむろの取り扱う京都小鉢シリーズの中で夏に限定販売される京百日紅(さるすべり)シリーズ。

京都の平等院、京都御苑などの観光名所をイメージして、おむろの専属契約の生産者と作り上げた、期間・数量限定のオリジナル商品です。従来の盆栽のイメージとは異なり、難しいお手入れは一切不要。鉢植えに水を与えるなど、通常の花鉢のように簡単なお手入れだけで、何年にも渡って花を咲かせます。

今回は、京百日紅(さるすべり)の魅力と詳しいお手入れ方法について解説いたします。

京百日紅(さるすべり)の魅力について

愛敬や忍耐の象徴とされている

百日紅(さるすべり)は一般的にピンク、白、紫など多様な色の花が咲きます。色鮮やかで、花びらは波打つように縁が縮れています。「百日紅」という名前の通り、夏から秋にかけて約100日間咲き続け、その長い開花期間から「愛敬」や「忍耐」の象徴とされてます。

樹皮は滑らかで光沢があり、美しい色合いをもつ

百日紅(さるすべり)の樹皮は非常に滑らかで薄く剥がれ落ちる性質があります。この滑らかな樹皮のために、猿が木に登ろうとしても滑り落ちてしまうことから、「猿も滑る木」という意味で「サルスベリ」と呼ばれるようになりました。剥がれた後の幹は光沢があり、淡い色合いをしています。

また樹皮の美しさから鑑賞価値が高く、日本庭園や風景庭園においても人気のある植物です。

このように、百日紅(さるすべり)は美しい花と独特の樹皮を持つ魅力的な木であり、庭木や街路樹として広く愛されています。

京百日紅(さるすべり)盆栽のお手入れについて

それでは、ここからは京百日紅(さるすべり)盆栽のお手入れ方法や置き場所・管理方法についてお伝えします。

水のあげ方

・春先から開花時はこまめに水を与えてください。

・土が乾いたらたっぷりと水を与えます。特に夏は乾きやすいため、毎日の水やりが必要です。

・冬は水やりの頻度を減らし、土が完全に乾かないように注意しましょう。

・苔がある場合は、苔を持ち上げて土の状態をご確認ください。

置き場所について

・日光を好むため、必ず戸外の日当たりと風通しの良い場所で育ててください。

・夏の直射日光は避け、半日陰に移動させると良いです。

・冬は寒さに強いですが、凍結する場所は避けます。

・室内でのご鑑賞は冷暖房の風が直接当たらないようにしてください。

お手入れ方法について

来年も美しい花を楽しむためには、こまめな剪定・肥料などのお手入れも必要になります。

ここでは、次に大切なこれらのお手入れ方法についてもお伝えします。

樹形の整え方

・樹形を整えたい場合は、1月〜3月ころに、花が咲き終わってから1節か2節を残して切ってください。(※枝元から最初の葉までが1節です。)

肥料について

肥料(玉肥など)は4月〜10月の間:月1回与えてください。

植え替え時期ついて

地植えや別鉢への植え替えなどは、4月から5月頃に行ってください。

▼詳しい植え替え方法についてはこちらの記事をご覧ください。

ミニ盆栽の植え替えに挑戦!方法や時期、最適な土の種類などについて解説

病気・病害虫対策について

百日紅(さるすべり)は比較的丈夫な植物ですが、いくつかの病気や害虫の被害を受けることがあります。

ここでは、主な病気・害虫とその対処法についてお伝えします。

病気

・うどんこ病

うどん粉病は主に梅雨頃に発生しやすく、葉の表面にうどん粉を振りかけたように白い斑点が付く症状です。また、何度も葉を刈ることで葉が弱り、うどん粉病にかかりやすくなる恐れがあります。

対処法

日頃から日当たりと風通しの良い環境下で管理します。また、まんべんなく葉全体に日光が行き届くように、葉の量を調節するなどこまめに通気性にも気を付けると良いでしょう。

・黒星病

葉に黒い斑点が現れ、重症の場合は葉が落ちることがあります。

対処法

病気にかかった葉をすぐに取り除き、焼却します。殺菌剤を使用し、再発を防ぎます。

・根腐れ病

根が腐り、全体的に元気がなくなります。

対処法

排水性の良い土を使用し、過剰な水やりを避けます。根腐れが疑われる場合、病気にかかった部分を剪定し、新しい土に植え替えます。

病害虫

・アブラムシ・ハダニ・カイガラムシ

アブラムシは新芽や葉に現れる小さな害虫のことで、植物の汁を吸います。ハダニは葉の裏に現れる小さな蜘蛛のような害虫で、葉が黄ばんだり落ちたりします。カイガラムシは名前の通り、葉の表面に茶色く平べったい貝殻のような害虫です。

・対処法

アブラムシの場合は被害が軽度の場合は水で洗い流します。市販の混合剤(殺虫殺菌剤)などの薬剤を散布することで病気も防ぐことが出来ます。

ハダニの場合は乾燥を防ぎ、適度に葉を湿らせます。または専用の殺虫剤を使用します。

カイガラムシの場合は、ピンセットや木べらを使ってとり剥がします。その後薬剤を散布します。

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まとめ

百日紅(さるすべり)の盆栽は、美しい花を楽しむことができるだけでなく、剪定によって形を整える楽しさもあります。適切な管理を続けることで、長く健康で美しい盆栽を楽しむことができます。

この機会に是非とも百日紅(さるすべり)の盆栽を育ててみてはいかがでしょうか?